Why MI-6

入社のきっかけ

世の中を良くする製品づくりに関わりたくて。

振り返れば、私と素材研究との出会いは大学時代に遡ります。工学部の無機材料工学科に所属し、セラミックスなどの無機材料について学んでいました。その後、前職ではコンサルティング会社での仕事を経験。業務内容は、業界問わずさまざまな企業を、ユーザー行動分析や購買履歴分析、ショッピングポイント運用、その他あらゆるデータ分析で支援するというものでした。

ただ2年ほど経つうち、自分がデータサイエンティストとして、この先どういう属性の方を応援したいのかを改めて考えるようになりました。そこで浮かんできたのが「世の中を良くする製品が生まれる過程に関わりたい」という思いです。

そこから「マテリアルインフォマティクス」を扱う企業を検索してMI-6を知ったのですが、偶然にも妻の知り合いが在籍していて、話を聞く機会を得られたのはラッキーでした。社内の様子を聞くほどに、専門性のある知見を持ったメンバーが集まり、創発的に仕事をしていることが伝わってきて「こういう環境で働きたい」と思いました。

Work

現在の仕事内容

データ分析による研究開発支援に加え、お客様社内のMI人材育成サポートも。

ふだんはHands-on MI®というオーダーメイド型のサービスで、お客様の課題に合わせてデータ分析を行い、そこから導かれた仮説をご提示して、お客様の意思決定をサポートしています。「次にどんな実験をすべきか」というのも、私たちがご提案できるもののひとつです。

思い出深いのは、精密機器の生産技術開発を行っている、ある企業様の事例です。通常はお客様が収集されたデータを私たちが受け取って分析するのですが、そのお客様のご依頼内容は、社内でMIを実践できるようになるまでサポートしてほしいというものでした。Hands-on MI®サービス自体はすでに私の前任者がご提供させていただいており、私の役割は、そこからOJTを重ねてご担当者が自走できるようになるまで背中を押すことでした。約1年間にわたって定期的にセッションを重ねていく中で、もともと優秀だったご担当者が、さらにスキルアップされていくさまは目覚ましいものがありました。こんなふうにお客様の社内人材の育成支援にまで関わるというのは、入社時には想像もしていなかったことで、自分にとっても学びの多い経験でした。

Challenge

やりがい

これまで積んできた経験を統合して、会社の成長に貢献できる面白さ。

材料に対する興味に始まり、大学院で行っていたスモールデータ活用の理論・手法研究。それから前職でのクライアントワークにいたるまで、今の仕事には、これまで自分が積んできたさまざまな経験が、まるでパズルのピースのようにはまっている実感があります。私のこれまでの人生を統合したような取り組みができている、とも言えそうです。

入社半年後ぐらいからは、セールスの方と一緒に案件獲得に動くことも増えてきました。さらに現在は、Hands-on MI®の再構築にも取り組んでいて、今後の会社の成長を見据えながら、必要な施策を適切なオペレーションで行えるようブラッシュアップしているところです。今の職階で、こういうマネジメント目線に立った業務に関われることに、やりがいを感じています。

Culture

MI-6のカルチャー

同じ目線を持つメンバーが集まって生まれる、オープンな空気が好き。

積極的に動けばその分だけ評価されるというカルチャーがMI-6にはあると思います。入社してまだ1年ほどながら、自分で決断しなければいけない場面も多く「選択と集中」の感覚はずいぶん鍛えられました。一方で、何か行き詰まった時やヒントをもらいたい時に、気軽に社内で相談できるのがMI-6のいいところ。素材産業を盛り上げたいとか、社会に役立つものづくりをしたいという思いを持つメンバーが多いことが、話しやすさにつながっているのだと思います。

Vision

今後の展望

MI活用から広がる、夢のある未来を見届けたい。

今後の目標は、クライアント様がMIを活用してイノベーティブな新製品を生み出し、たとえば新工場が立ち上がるような展開になるまで見届けてみたいということです。素材研究の分野において、製品化にまでつなげられることは非常に稀有ですが、それでも夢は大きく持っていたいと思っています。

※所属・インタビュー内容は取材当時(2025年5月)の情報です。

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