Career Path

キャリアパス

  • 学生時代

    工学部生物機能工学専攻。構造生物学の研究室で炎症や癌の進行に関わるタンパク質の構造解明の研究に携わる。サークルはツーリングカヌー部。

  • 1年目-3年目

    X線の分析機器メーカーに入社しバイオベンチャーに出向。主に構造ベース創薬 (SBDD)支援、宇宙実験支援、測定・解析自動化などを担当し、その傍ら大阪大学工学研究科の特任研究員として、創薬バリューチェーンプロジェクトのin-silicoスクリーニングの一部を担当。

  • 3年目-12年目

    本社の分析の部署に異動し、ソフトマター/有機/無機/金属等の素材メーカー様向け装置購入前の依頼分析・トレーニングや、大学・企業・学会・セミナーなどでの座学・実習などの普及活動を担当。

  • 12年目-14年目

    ビジネスマッチングのベンチャーへ転職し、多様な素材・ものづくりにおける技術・市場動向調査のリサーチマネジメントを担当。

  • 14年目-現在

    miHub®のカスタマーサクセスマネージャーとして、お客様の活用・MI組織推進支援を担当。またチームリーダーとしてチームメンバーのフォローも担当。

Work

現在の仕事内容

困難の中、価値ある研究開発に挑む人を、点でなく線や面で応援したい。

私にとってMI-6は、新卒から数えると3社目になります。職業選びを考え始めた当初から「研究開発者を支援することで、その先の技術発展に貢献したい」という思いがあり、素材産業の中で少しずつ軸足を移動させてきたような感じです。

前々職ではX線分析機器メーカーにて、創薬支援をはじめさまざまな素材分析で企業様をサポートする立場を経験。前職では、素材分野における技術・市場動向調査に従事しながら、業界全体を少し引いた目で俯瞰してきました。そうやって業界を知れば知るほど痛感するようになったのは、素材産業における新製品あるいは新規事業のテーマ創出がいかに大変かということです。研究者の方々が日々泥臭く試行錯誤を重ねておられることに対して、点ではなくもっと線や面で関われないか。そんな思いを持ちながら転職活動を始めた中で出会ったのがMI-6です。単なるサポートで終わらない「カスタマーサクセス」、つまりお客様の組織全体でMI活用の成功体験を積み、開発の量と質を高めていく道筋をご支援する、という業務内容に惹かれて入社を決めました。

Schedule

1日のスケジュール

  • 08:30始業

    1日のタスクとメール・Slackを確認します。

  • 09:30グループミーティング

    担当している顧客の進捗状況や今後のアクション、または担当しているプロジェクトやタスクについて進捗の共有や議論をします。

  • 12:00ランチ
  • 13:00顧客ミーティング

    サポート中のお客様の解析に関わる打ち合わせにデータサイエンティストと同席し、進行と今後のアクションなどについてすり合わせします。

  • 15:00資料作成

    更新のお客様の打ち合わせに向けて、1年の振り返りのサマリと今後のMI推進・サポートについての提案資料を作成します。

  • 17:00退勤
Experience

印象的な取り組み

組織のカルチャーを変えていくプロセスに並走し続けて。

現在は、弊社独自のSaaSであるmiHub®をお客様の組織に浸透させるご支援を行っています。浸透にはいくつかのフェーズがあり、まずは導入支援(オンボーディング)、次に活用促進(アダプション)、さらに組織内での横展開・定着(エクスパンション)へと進みます。カスタマーサクセスマネージャーである私は、それらフェーズごとに必要となる施策の企画検証や、オペレーションの最適化を行う役割も担っています。

MIのような新しい概念を組織に導入するのは、簡単なことではありません。少し前までは、材料開発分野でも、新しいアプローチに対する心理的な抵抗や、既存のワークフローを変えられない傾向が少なからずあったように思います。ほかにも、ご担当者個人は「この先MIは必要であり避けて通れないものだ」と理解していても、目の前の業務に追われて後回しになっている、あるいは周囲を巻き込みきれずに足踏みしている、などのケースが散見されていました。

ですから、テクニカルなサポートと並行して、組織の意識醸成をお手伝いすることも、カスタマーサクセスチームの重要な役目。私にとっては未経験の分野でまさに手探りの連続でしたが、MI活用のセミナーを開催したり、社員様を巻き込んでいく施策を企画実行するなどして工夫を重ねてきました。その結果、あるお客様では社内でMIプロジェクトが立ち上がり、全社的な取り組みにまで拡大。組織のカルチャーが変わっていく様子を目の当たりにできたのは、非常に感慨深い出来事でした。

Vision

MI-6の魅力と展望

同じ志のもと、異なる視点を持ち寄って素材産業活性化へ。

MI-6で働くことの面白さは、なんといってもデータ駆動型開発へシフトしてゆく転換期に携われること。「日本のものづくり産業や素材産業を盛り上げたい」という目的意識のもとで、多様なバックグラウンドを持つメンバーと協働できる点も魅力です。異なる視点からのアイデアが相互作用を生み出していると感じます。また、私たちカスタマーサクセスチームでも、お客様からお聞きしたご要望を、社内のプロダクト開発チームにフィードバックし、連携して製品改善やサービス向上につなげています。

そしてもうひとつ、フルリモートのフレックスタイム制で、柔軟性のある働き方ができる点も子育て中の私にとっては非常にありがたいところ。これも、社員の自律性と責任感を前提とした、MI-6らしいカルチャーの表れだと感じます。

最近では研究者の方々の意識も大きく変わりつつあり、MI活用に追い風が吹いているのを感じます。今後も、データ駆動型開発で成功体験を味わう方々を増やし、さらに広くMIを普及させていきたいです。それは新たな発見や技術革新を加速させ、私たちの暮らしを豊かにする力になると信じています。

※所属・インタビュー内容は取材当時(2025年5月)の情報です。

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